Wi-Fiのマークは、ばっちり出ている。
なのに、ページが開かない。動画がカクカクする。
「回線が遅いのかな」って思いますよね。思います。
でも、原因はWi-Fiの側にあることが、意外と多いです。
結論:まず「Wi-Fiを切って」比べる
最初にやることは、これだけです。
- Wi-Fiをオンのまま、速度を測る(または、ページを開いてみる)
- Wi-Fiをオフにして、モバイル回線で同じことをする
- どちらが速いかを見る
モバイル回線のほうが速いなら、原因はWi-Fi側(ルーター、電波、混雑)です。
どちらも遅いなら、原因は契約している回線側か、場所の電波の可能性が高くなります。
これで、疑う場所が半分に絞れます。
Wi-Fiは「マークが出ている」だけでは、速いとは限らない
スマホのWi-Fiマークは、Wi-Fiにつながっていることを示しているだけです。
その先のネットが速いかどうかは、別の話です。
道路にたとえると、こうです。家の前の道(Wi-Fi)に出られても、その先の高速道路(回線)が渋滞していれば、進みません。逆に、高速道路が空いていても、家の前の道が細ければ、スピードは出ません。
マークは「家の前に出られた」としか教えてくれません。
Wi-Fi側の、よくある原因
① ルーターから遠い、間に壁がある
Wi-Fiの電波も、距離が離れると弱くなります。壁や家具にも遮られます。ルーターと同じ部屋で速いなら、この可能性が高いです。
② 2.4GHzと5GHzの違い
Wi-Fiには、主に2つの周波数帯があります。
- 2.4GHz:壁に強く、遠くまで届きやすい。ただし、ほかの機器と電波が混み合いやすい
- 5GHz:速度が出やすく、混み合いにくい。ただし、壁や距離に弱い
ルーターの近くなら5GHz、離れた部屋なら2.4GHz、と使い分けると改善することがあります。
③ 周りのWi-Fiと混み合っている
集合住宅では、近所のWi-Fiの電波が重なって、速度が落ちることがあります。特に2.4GHzで起きやすいとされています。
④ ルーターが古い、つなぐ台数が多い
古いルーターは、新しい規格に対応していません。同時につなぐ機器が多いと、1台あたりの速度が下がります。新しい規格の話は、Wi-Fi 6の記事で解説しています。
⑤ ルーターが固まっている
ルーターは、長く動かし続けると調子が悪くなることがあります。電源を一度切って、入れ直すだけで直ることがあります。
回線側が原因のとき
Wi-Fiを切っても遅い場合は、回線や場所の電波を疑います。
- 混み合う時間帯(夜など)だけ遅いなら、回線の混雑の可能性
- 建物の中だけ遅いなら、電波の届き方の問題。周波数の違いはプラチナバンドの記事、5Gと4Gの違いは5Gと4Gの記事で解説しています
ここは、場所と時間を変えて試して、傾向をつかむのが近道です。
試す順番
- Wi-Fiを切って、モバイル回線と速度を比べる
- Wi-Fiのほうが遅いなら、ルーターの近くで試す
- 近くでも遅いなら、ルーターを再起動する
- それでも遅いなら、2.4GHzと5GHzを切り替えてみる
- 直らなければ、ルーターの買い替えや、契約の見直しを考える
まとめ
- Wi-Fiのマークは、「つながっている」だけで、「速い」とは限らない
- まずWi-Fiを切って、モバイル回線と比べる。これで原因がWi-Fi側か回線側か絞れる
- Wi-Fi側の原因は、距離・壁、2.4GHzと5GHz、周りとの混雑、ルーターの古さ、固まり
- 回線側なら、時間帯や場所を変えて傾向を見る
「遅い」の原因を、回線だけに決めつけないのが大事です。切り分けてから手を打つほうが、無駄な出費も防げます。
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