「大手キャリア」と「格安SIM」。
何が違うのか、ちゃんと説明できますか。
「料金が違う」くらいの理解の人が多いと思います。
でも、本質は通信網を自分で持っているか、借りているかです。
結論:MNOは道路の持ち主、MVNOは道路を借りて走る会社
- MNO(Mobile Network Operator):自分で基地局などの通信網を持って、サービスを提供する会社
- MVNO(Mobile Virtual Network Operator):MNOの通信網を借りて、サービスを提供する会社
道路にたとえると、こうです。
MNOは、自分で道路を作って、管理している会社。
MVNOは、その道路を借りて、バスを走らせている会社。
バスの料金を安くできるのは、自分で道路を作る費用がかからないからです。
それぞれの特徴
MNO
- 自社で基地局を整備する。だから、エリアや品質を自社でコントロールできる
- 設備の維持にお金がかかる
- 有名なところで、ドコモ、au、ソフトバンク、そして楽天モバイル
MVNO
- 設備を持たない分、料金を抑えやすい
- 借りている回線の混雑に、影響を受けることがある。たとえば、お昼の時間帯に遅くなる、といった話が出ることがあります
- IIJmio、mineoなどが、MVNOとして知られている
どちらが良い・悪いではありません。何を優先するかの違いです。
楽天モバイルは、MNO
楽天モバイルは、自社で通信網を整備しているMNOです。
ただし、整備の途中では、他社の回線を借りて補ってきました。これがローミング(パートナー回線)です。
KDDI(au)のローミングは、従来の枠組みが2026年9月末で終了しました。詳しくはこちらの記事で整理しています。
MNOは、自社の道路を整備し続けないといけません。楽天モバイルが基地局の整備やプラチナバンドの活用に力を入れているのも、こうした背景があるからだと考えられます(私の見立てです)。プラチナバンドの記事で解説しています。
選ぶときの見方
MNOが向いている人
- 通信の安定性を重視する
- 建物の中や、郊外での電波を気にする
- 店舗でのサポートがほしい
MVNOが向いている人
- 月の料金をできるだけ抑えたい
- データ量が少なく、使う場所が限られる
- 手続きをオンラインで自分で進められる
迷ったら、自分の生活圏で実際に電波が入るかを確認するのが先です。エリアは、各社の公式マップで確認できます。
キャリアごとの違いを比べた記事は、こちらにあります。
まとめ
- MNOは、自前の通信網を持つ会社。MVNOは、それを借りてサービスを提供する会社
- MVNOは、設備を持たない分、料金を抑えやすい
- 楽天モバイルは、自社の通信網を持つMNO(整備の途中では他社回線のローミングを使ってきた)
- 選ぶときは、料金だけでなく、生活圏の電波・サポート・手続きのしやすさを見る
「大手か格安か」ではなく、「道路を持つか借りるか」で考えると、違いが見えやすくなります。
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